片山氏が「C#」を使えると立証できても、真犯人が片山氏以外にあり得ないという証明にはならない。片山氏が犯人でないと説明がつかないような客観証拠を彼らが持っているのか、大いに疑問です。/特別対談佐藤博史×江川紹子

江川 それは、検察側が「これが決定打」というほどの証拠を持っていないからではないでしょうか。もちろん、押収したパソコン関係のデータにどのようなものがあるのかまだわかりません。遠隔操作ウイルスをつくったとされるプログラム言語「C#」について、片山氏は自分がその言語を使えないから犯人ではないと主張していますが、検察側は使えるという証言をぶつけてくるでしょう。

 ただ、最高裁の判例で状況証拠だけで有罪とするためには、その人が犯人でなければ説明がつかないものが含まれていなければならないと言っている。つまり、片山氏が「C#」を使えると立証できても、真犯人が片山氏以外にあり得ないという証明にはならない。片山氏が犯人でないと説明がつかないような客観証拠を彼らが持っているのか、大いに疑問です。

引用:連続追及 第10弾PCなりすまし事件 特別対談佐藤博史×江川紹子 警察と検察 史上最悪の「冤罪捜査」を問う  | 経済の死角 | 現代ビジネス [講談社]

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“Title : 片山氏が「C#」を使えると立証できても、真犯人が片山氏以外にあり得ないという証明にはならない。片山氏が犯人でないと説明がつかないような客観証拠を彼らが持っているのか、大いに疑問です。/特別対談佐藤博史×江川紹子
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